キャッシングに申し込む事が出来る年齢

消費者金融が中心に行ってきた個人向けのカードローンは、健康保険証や運転免許証等の身分証明書一点だけで申し込む事が出来る無担保キャッシングです。利用者にトラブルが生じた際の保障がないので、金利は高めに設定されており少額融資が中心です。

 

しかし簡単な準備で早くお金を借りられるという事から多くの人が利用しており、現在では銀行や信販会社等の業者も商品を用意するようになっています。

 

無担保キャッシングは、安定した収入があるというのが第一の申し込み条件です。指定の金額を毎月返済するというのが利用上のルールであり、それに対応するだけの経済力が備わっている事を求められます。ただし社会的な能力まで問われる事はないので、収入を継続して得ている人であれば条件を満たしていると認定されます。

 

未成年者のキャッシング利用は出来ない

無担保キャッシングを利用するための第二の条件となっているのが、申し込み時の年齢です。20歳以上からとしているのが一般的であり、未成年者の申し込みは受け付けていないのが大半です。

 

キャッシングの基になっている法律は、消費者金融や信販会社であれば貸金業法、銀行の場合は銀行法です。これらの法律には、未成年者に対しての貸付を禁止するという規定はなされていません。

 

未成年者がキャッシングを利用するのが難しいのは、商品の法律ではなく民法と関係しています。民法の第五条の二項には、未成年者が法律行為を行う場合は法定代理人の同意を得なくてはならないとしています。

 

さらに規定に反する法律行為は取り消す事が出来るともしているのです。キャッシングにおける法律行為とは、契約を指します。このために、法定代理人の同意なしで契約した場合には契約を解消出来るという事になります。