キャッシングの金利が幅を持たせている理由

様々な金融機関が提供している個人向けの商品として、無担保キャッシングと呼ばれるものがあります。名前が示す通り、土地や建物等の担保物件を準備しなくても融資を受けられる内容であり、必要となるのは運転免許証等の本人確認のために使用する身分証明書だけです。個人利用を目的とした商品であり、生活費や遊興費としての利用が認められています。

 

金利を含む貸付条件は業者によって異なる

無担保キャッシングの商品内容は、業者ごとに異なっています。融資可能額が500万円に達する様な大型のキャッシングもあれば、1万円から申し込む事が出来る短期利用に向いた商品もあります。

 

20歳以上で安定した収入があるという事を申し込み条件としているのが一般的ですが、年齢の上限は65歳であったり69歳であったりします。

 

商品内容が多様なキャッシングで共通しているのは、貸付金利が利息制限法の上限を超えていないという部分です。利息制限法は利息に関しての法律であり、特定の業界だけを対象としているわけではありません。このために、銀行系でも消費者金融系でも守る事が義務付けられています。

 

大きな金額を借りるほどに金利が下がる

利息制限法は、元本により上限が変動するという内容です。このためにキャッシングの金利も借入額により変動します。1万円借りた場合と500万円の場合は、金利も変化する事になります。これがキャッシングの金利が幅を持たせて表記されている理由です。

 

元本が10万円未満の場合は利息制限法の上限は20パーセントで、10万円以上100万円未満の場合は18パーセント、100万円以上では15パーセントです。これに対応しているので、キャッシングの金利も借入額が大きくなるほど金利は低くなります。